街中の音楽

二瓶治  |  2009

馬場悠人による《街中の音楽》|解説

街中にあるものについて、その演奏方法が細かく定められている。例えば枝のつき方に従って木を叩いたり、交差点を通る車が曲がる方向によってある音高の声を出す、など。数十人の演者が同時多発的に同じルールに従って演奏を行う。

2009 年 10 月、東京都銀座の路上で初の公演が行われた。この公演には 38 人の演者が参加し、同時多発的に演奏を行った。演者たちは事前に細かく定められたルールに従い、それぞれの担当エリアで以下のような活動を行った:

●街路樹:演者は街路樹の枝の配置に従い、指定されたリズムで枝を叩く。これにより、樹木の自然な音が一種のパーカッションとして使用された。

● 交通信号:演者たちは交差点で信号の変わるタイミングに合わせて異なる音を発した。赤信号で低い音、青信号で高い音を出すことで、交通の流れが一つの音楽的なフレーズとして表現された。

● ビルの壁::ビルの壁に設置されたタイルのパターンを楽譜として読み解くルールが事前に与えられ、演奏者たちはそれに従って演奏を行う。