bashi0880による《変革の時》|解説
道尾歩が企画・演出した即興劇であり、音楽を通じて市民の意識を変革し、社会問題に対する共感と行動を促すことを目的とした。この劇は、特定の劇場ではなく、街中の広場や商店街など公共の場で行われ、通行人も含めた多くの人々を巻き込む形式で展開された。
シナリオの流れ
第一幕:プロローグ: 劇は、街中の何気ない会話を装って始まる。二人の声は次第に大きくなり、周囲の人々が注目し始めたころに最初のテーマの演奏が始まる。
第二幕:ハプニングの開始: 徐々に何人かの俳優が会話に加わり、社会的テーマに関する対話を開始する。初演では「都市の貧困とホームレス問題」が扱われた。俳優の中で楽器の演奏をする者が現れ、それも対話の一部として劇は進む。
第三幕:参加: 俳優たちが話し合う中、音楽が徐々に変化し、劇のテーマに沿った曲が演奏され始める。ここで、即興的に観客の中からボランティアが選ばれ、簡単な楽器(カスタネットやタンバリンなど)を渡され演奏に参加するように促される。
第四幕:クライマックス: 劇のクライマックスでは、俳優たちが観客を巻き込んで大きな議論を始める。道尾の指示により、劇のテーマソングが演奏され、歌詞がスクリーンや紙で配布される観客も歌詞を見ながら歌に加わり、音楽と演技が一体となる瞬間を迎える。この時、通行人も自然に劇に取り込まれ、全体が一つのコミュニティとして共感を共有する。
第五幕:フィナーレ: 劇の終盤では、俳優たちが即興的に解決策やアクションプランを提案し、観客とともに実際にできる小さな行動を話し合う。最後に、全員でテーマソングを合唱し、劇が終了する。