綿貫ひびによる《Fleeing from Three Leaves》|解説
湖沼学において 「湖」とは『水深が深く、植物は湖岸に限られ、中央の深いところには沈水植物が見られないもの』、「沼」とは『湖より浅く、最深部まで沈水植物が繁栄するもの』、「池」とは『通常、湖や沼の小さなものをいい、特に人工的に作ったもの』と定義されている。このことから、公園に設置された人工池を舞台として設定する。
A:記譜フェーズ
①ピンポン球程度の大きさの目印をもつ杭を水の中の好きな位置に好きな数だけ設置する。
②設置が完了して水の動きが全くない状態になったら、好きな位置から好きな強さで水の中に石を投げ入れる。複数人が同時に別の位置から石を投げ入れてもいい。石の大きさは一定でなくてもいい。
③水面に生じる波紋を五線譜に見立てて、ある特定の瞬間にピンポン球が五線譜のどの位置にあると見えたかを書き留めて楽譜とする。(楽譜を制作する時点、つまり石を投げ入れる際にも音が発生し、すでに演奏がなされているともいえる)
B:演奏フェーズ
①鈴のついた杭を、好きな位置に好きな数だけ、鈴が水面にかかる程度の高さで設置する。
②Aで制作した楽譜から、どの位置からどのくらいの大きさの石をどのタイミングで投げるかを読み取りながら、石を投げ入れると、水面を伝わる振動で鈴の音が鳴る。